投資信託の先進国とはどの国?新興国とフロンティアも調べてみた

ケイマン諸島って聞いたことあります?どこにあるか知ってます?

 

外国株式インデックスはどの国に投資しているのか

こんにちは。あやめでございます。

投資信託でインデックス型を買うとき、一番多いのが「外国株式インデックス」です。

株式は分かるとして、外国って具体的にはどこの国のことなのよ、とか思ったことありませんか。

 

似たような感じで「先進国株式」というのもあります。

先進国って具体的にはどこの国を指しているんでしょう。

アメリカはまあ入るだろうし、あとはヨーロッパ?

日本は入ってるの?

 

昔、社会の授業で習った記憶だと、「先進国」の反対は「途上国」でしたよね。

でも投資の世界では「途上国」なんて見かけません。

あるのは「新興国」ばかり。

これはいかに。

 

今日はその辺りのこと、投資先の国について調べました。

投資信託を介してどの国に投資しているのか、ちょっと確認してみましょう。

 

先進国と途上国

そもそもですが、世界にはいくつ国があるんでしょう。

答えは、196国。日本を入れての数です。

 

【参考サイト】

世界と日本のデータを見る

 

ではこの中に「先進国」と呼ばれる国は、いくつあるか。

内閣府によりますと、先進国は31国あります。

これはOECD加盟国からチリ、トルコ、メキシコを除いた数で、日本も含まれています。

OECDは経済協力開発機構のことで、Organisation for Economic Co-operation and Developmentの略。

具体的にはこちらの国々です。

 

アイスランド、アイルランド、アメリカ、イスラエル、イタリア、英国、エストニア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、韓国、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、日本、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、ルクセンブルグ

※内閣府サイト凡例より引用

 

先進国の中でも主要な7か国をG7といいます。

よくニュースで聞くあのG7。

何とかサミットで各国首脳が並んで笑って写真撮ってるあのG7。

該当するのはこちらの国々です。

 

カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国、米国

※日本銀行サイトG7とは何ですか?より引用

 

で、このOECDに加盟していない国を「途上国」といいます。

196-31=165か国が途上国、というわけですね。

世界の伸びしろですねぇ。

 

途上国と新興国の違い

途上国の中でも特に高い経済成長が見られる国を「新興国」と呼んでいます。

先ほど主要先進国のG7を挙げましたが、ニュースでよく聞くGには、G20っていうのもありますよね。

具体的にはG7と、以下の国と地域を合わせたものがG20です。

 

アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、中国、インド、インドネシア、韓国、メキシコ、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、トルコ、欧州連合・欧州中央銀行

※日本銀行サイトG20とは何ですか?より引用

 

このG20に入っている国を中心に、経済成長の高い国を「新興国」と呼んでいるわけですね。

BRICsっていうアレですよ。

 

あと、新興国ほどの経済成長はまだないけど、今後の伸びが見込まれる国。

中東やアフリカ諸国などですね。

これらの国を「フロンティア」と呼んでいます。

国の情勢からして不確定要素が多いものの、投資先として出始めています。

 

ではちょっと、ここまでを整理しましょう。

 

世界経済で分ける:

OECD加盟国を先進国(developed)、それ以外を途上国(developing)と呼びます。

 

世界金融市場で分ける:

経済成長が高い順から先進国(developed)、新興国(emerging)、フロンティア(frontier)と呼びます。

 

「先進国」は、OECDに入ってるからといって経済が盛んであるとは限りません。

チェコやギリシャは新興国ですし、スロベニアなどはフロンティアになります。

同じ先進国でもどっちの意味かで変わってきますね。

 

MSCI社の定める先進国、新興国、フロンティア

では実際に投資信託を買うとしますわね。

「先進国株式」と名のついたファンドは、果たしてどの国に投資しているファンドなのか。

インデックス型のファンドの場合、どの指標に連動するかによって投資先は変わってきます。

例えばこちら。

 

  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

 

これはFOY2018(投信ブロガーが選ぶ!ファンドオブザイヤー2018)で1位になった人気のファンド。

このファンドはMSCIコクサイ・インデックスに連動しています。

どの国に投資しているかを確認するには、このインデックスの中身を確認する必要があります。

 

ちなみに2位のファンドも同じインデックスをベンチマークとしています。

第2位 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

 

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そんなわけで、次からはMSCI社のインデックスで扱う国を見ていきたいと思います。

あ、MSCIは、Morgan Stanley Capital Internationalの略です。

 

MSCIコクサイ・インデックスの先進国は22か国(日本除く)

このMSCIコクサイ・インデックスというのはMSCI社が提供するインデックスで、多くの投資信託やETFでベンチマークとして使われています。

日本で外国株式インデックスといえば、真っ先に挙がるのがこのMSCIコクサイ。

日本を除く先進国22か国の主要銘柄で構成されています。

具体的にはこちらの22か国です。

 

米国、カナダ、オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イスラエル、イタリア、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スェーデン、スイス、英国、オーストラリア、香港、ニュージーランド、シンガポール

 

北米とヨーロッパが主な感じですね。

あと太平洋地域。

 

ついでに先ほどのeMAXIS Slim先進国株式、運用レポートから組み入れ上位3か国を見てみましょう。

アメリカ64.4%、イギリス6.0%、フランス3.8%。

圧倒的アメリカ!

有無を言わさぬU.S.A!

 

【参考サイト】

MSCI社の投資国の分け方

Market cap indexes - MSCI
The Market Cap weighted indexes are among the most respected and widely used benchmarks in the financial industry. Collectively, they provide detailed equity ma...

分かりやすい楽天証券の解説

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MSCIエマージング・マーケット・インデックスの新興国は23か国

続いて新興国。

こちらはMSCIエマージング・マーケット・インデックスと言いまして、新興国の主要銘柄に連動しているインデックスです。

MSCI社が定めた新興国はこちらの23か国。

 

ブラジル、チリ、コロンビア、メキシコ、ペルー、チェコ、エジプト、ギリシャ、ハンガリー、カタール、ポーランド、ロシア、南アフリカ、トルコ、アラブ首長国連邦、中国、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、台湾、タイ

 

南米とアジアが中心になってる感じですね。

中国・台湾とインドが今のところ主力なのかな。

このインデックスに連動したファンドにはこんなのがあります。

 

  • eMAXIS Slim新興国株式インデックス

 

私もつみたてNISAに入れています。

月に2,000円だけど。

 

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で、このファンド、組み入れ上位はこのような国が。

ケイマン諸島14.3%、韓国13.1%、台湾10.7%。

どこよケイマン、と思って調べたら中米だった。

キューバの近く。

テンセントとアリババの所在地で、タックスヘイブンらしい。

 

 

MSCIフロンティア・マーケット・インデックスの対象は32か国

最後はフロンティア。

MSCIフロンティア・マーケット・インデックスでは32か国を対象にしています。

 

アルゼンチン、ジャマイカ、トリニダードトバコ、ボスニアヘルツェゴビナ、ブルガリア、クロアチア、エストニア、リトアニア、カザフスタン、ルーマニア、セルビア、スロベニア、ウクライナ、ボツワナ、ガーナ、ケニア、モーリシャス、モロッコ、ナイジェリア、チュニジア、ジンバブエ、バーレーン、ヨルダン、クェート、レバノン、オマーン、パレスチナ、サウジアラビア、バングラデシュ、パキスタン、スリランカ、ベトナム

 

アフリカと何とかスタンが多いですね。

どうにも治安の悪そうなイメージの国が並んでいますが。

この中だとベトナムが有力な感じでしょうか。

 

このインデックスとは少し違うんですが、似たような感じのMSCIフロンティア・マーケット100インデックスをベンチマークとしているETFがありました。

 

  • iシェアーズ MSCI フロンティア 100 ETF

 

こちらの組み入れ比率、上からクウェート24.01%、アルゼンチン17.65%、ベトナム16.91%。

有力なのはクウェートだったわ。

 

投資先の国が見えると面白い

そんな感じで投資先の国を調べてみました。

ただ「外国」とか「先進国」とか言われるより、アメリカとかクウェートって言われた方が具体的にイメージできて楽しいですね。

 

日本は今でこそ先進国ですが、かつては新興国だったわけですよ。

それと同様に、今日調べた先進国、新興国もまた変わっていくんでしょうね。

(フロンティアはもっと変わりまくると思います)

 

これから投資信託をやってみようかな、インデックス型がいいかな、なんて人は、どの指標に連動しているかチェックしてみてください。

投資先の国、企業、業種。

目論見書や運用レポートに色々書いてあります。

投資先が見えると、投資信託が面白くなってきますよ。

 

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