定期預金より高い利率で元本保証!地方債(ちほうさい)とは

投資をするのは自分のお金で。子どものお金はガチガチに保守。

 

子ども名義の口座はありますか

こんにちは。2児の母あやめでございます。

お子さんがいらっしゃるご家庭の方、子ども名義の口座って持っていますか。

我が家は2人とも、それぞれの名義で口座を作っています(信用金庫)。

 

子どもが産まれると、お祝いをいただく機会がけっこうあります。

出産祝いに誕生日、七五三、お年玉。

親戚の人から「お菓子でも買いなー」なんてお小遣いも。

我が家はこれらをそのまま子ども名義の口座に入れています。

あると使っちゃうから。親が。

 

100万円を元本保証で預けたい

で、そのまま普通預金にしているのも勿体ないので、定期預金にしています。

積み立て式なので、正確には定期積金(ていきつみきん)ですね。

長女の積み立て内容はこんな感じ。

 

  • 毎月2万円ずつ
  • 54回
  • 年利0.18%

 

普通預金の0.001%と比べると、ずいぶんいいですよね。

ただ、来年満期になり、更新はできないタイプ。

満期後にどこへ預けかえようかと探しています。

次の候補として希望する条件は

 

  • 10年満期
  • 年利0.2%以上
  • 元本保証(がんぽんほしょう)

 

※元本保証(がんぽんほしょう)とは、最初の預けた金額より値減りしないこと。

 

子どものお金なので、安全第一。ノーリスクの元本保証で探したい。

できれば今の0.18%より利率の高いものがいい。

ただ、利率が良くても3年や5年だと、満期に使っちゃうかも。親が。

なので預けっぱなしにできるよう長期で、できれば10年くらい。

 

そんな条件に合う、ちょっと面白いのを見つけました。

 

地方債(ちほうさい)

 

聞いたことありますか。

地方債のこと、ちょっとお話しますね。

 

地方債(ちほうさい)とは

地方債(ちほうさい)というのは何か。

総務省のHPから引用しますよ。

 

地方債」とは「地方公共団体が1会計年度を超えて行う借入れ」をいいます。

歳入は地方税・地方交付税・国庫支出金・地方債・その他歳入で構成される。歳出は給与関係経費・一般行政軽費・公債費・投資的経費・その他歳出で構成される。

 

県や市町村などの地方公共団体を運営するのにはお金がかかります。

そのお金をどこから調達するかといえば、基本的には税金です。

税金でまかないきれない分、特にインフラ整備や公共施設(学校など)を作るとき、災害復旧などのときには借金してお金を調達します。

地方が借金する=地方債を発行する、ということ。

 

要は、私たちが県とか市とかにお金を貸すってことです。

県に貸すときは県債(けんさい)、

市に貸すときは市債(しさい)といいます。

 

貸す相手が県や市なので、破産して返せません、とはめったになりません。

なので、かなり安全。

元本はほぼ100%保証されているといってもいいでしょう。

(北海道夕張市みたいなケースもあるにはありますが)

 

前例あんのかい!不安!という方。

どこの地方公共団体がお金持ちorビンボーなのか、という表があります(総務省のデータ)。

こちらを見て返済できそうか確認しておくと、不安が減るかも。

全都道府県の主要財政指標

 

公債と国債と地方債のちがい

同じ仕組みで、国にお金を貸すのが国債(こくさい)です。

こちらはさらに安全。なんせ国だし。お金の胴元ですもの。

信用度が違います。

地方債よりは国債の方が安全。これは確か。

 

ところでもう一つ似たような名前で、公債(こうさい)というのがあります。

これは、国債と地方債の総称。

なので公債の一つが国債であり、地方債である、という感じです。

 

地方債はどうして知名度が低いのか

国債はなんとなく目にしたことがある、名前は聞いたことがある、という人は多いと思います。

初心者向けの投資本でも、まずは国債をおススメしています。

 

国債の方が信用度が高いのは分かりますが、どちらも元本保証がある。

ものによっては地方債の方が利率が良かったりもするのに、

国債に比べると、地方債の知名度はとても低い気がします。

実際、私も「地方債というものがある」という知識だけで、中身は今回調べるまでよく知りませんでした。

なんででしょう。

 

理由を推測してみました。

 

  • 宣伝不足
  • 販売側が儲からないので言いたくない
  • 利益があまり出ないので人気がない

 

地方債が知られていない理由が、販売側の努力不足なのか、

それとも意図的に言わないようにしているのか。

またはたいして魅力のない債券なのか。

 

とりあえず地方債のこと調べたんで、ザックリ記していきますよ。

 

地方債(ちほうさい)のあらまし

まず、地方債はだれでも買えるのか、個人で買えるのか、について。

これは、買えるものと買えないものがあります。

 

地方債の種類

地方債の種類は、3つ。

 

  • 共同発行型
  • 全国型(個別債)
  • 住民参加型

 

上の2つは誰でも買えます。

例えば私は静岡県民ですが、埼玉県債を買うこともできます。

 

ですが、「住民参加型」の地方債は、お住まいの県や市の人だけしか買えません。

平成30年度の実績でいうと、3団体のみ(兵庫県、新潟県三条市、福岡県北九州市)。

 

地方債の満期

ものによって違いますが、5年満期と10年満期が多いです。

あとは15、20、25、30年とありまして、長い方が高利回り。

年に2回の利払い(=利息がつく)があります。

地方債を保有している間、先に利息をもらって、満期になったら元本そのままの金額が還ってくる、という感じですね。

 

地方債の利回り

利回りはというと、これまたモノ(と時期)によるんですが、一例を。

地方債協会のサイトより、平成30年度の個別債の実績から拾ったデータの一部を挙げます。

 

5年債:0.001%~0.040%

10年債:0.104%~0.271%

20年債:0.525%~0.668%

 

地方債は固定金利なので、買った時の金利が満期まで適用されます。

ということは、金利の高い時期を狙って買うのがポイントですね。

 

では国債(2018年10月募集分)の利率はどうでしょうか。

固定3年:0.05%

固定5年:0.05%

変動10年:0.09%~

 

む。5年以下なら国債の方がいいな。

10年で考えるなら、地方債に軍配が上がりますね。

ただ国債の変動金利タイプは、これからの景気次第で高利回りになる可能性も。

 

地方債はどこで買える?手数料は?

ひとまず地方債、買ってみるか、となったら、どこで買えるんでしょう。

これは銀行、証券会社で買うことができます。

国債を売っているところは、地方債もだいたい売っています。

例えば静岡銀行

 

静岡県公募公債、静岡市公募公債、浜松市公募公債を取扱っています

 

銀行によって、あるいは証券会社によって取り扱っている地方債が異なります。

ネット証券でも取り扱っていますよ。

どの地方債がどこで買えるのか、サンプルこちらに置いときます。

平成30年10月地方債銘柄一覧

 

ちなみに購入手数料はかかりません。

販売側の負担になります。

また、購入は1万円からできます。

 

地方債のメリット、デメリット

さて、ざっと見てきた地方債。

地方債を買うメリットは。

 

  • 元本保証
  • 定期預金より金利が高い
  • 固定金利(金利の下落に影響されない)
  • 年に2回利息がもらえる
  • 地方応援

 

反対にデメリットはどうでしょう。

 

  • 固定金利(金利の上昇に対応してない)
  • 5年以下は金利が低い
  • 利息を都度もらうので元金が増えない
  • 満期になるまで基本的に引き出せない

 

メリットと背中合わせのデメリット。

いいような悪いような、て感じですね。

固定金利のよさを生かすためには、金利が高いとき(好景気のとき)に10年以上の地方債を買うのがよさそうです。

 

地方債は子ども名義のお金の運用に向いているか

いろいろ見てきましたが、結局、地方債ってどうなんでしょう。

何より子どものお金を預けるのに、ふさわしいものなのでしょうか。

 

結論:我が家にはよさそう

ただ、万人受けはしなさそう

 

うちの挙げた条件にはマッチしていました。

2019年9月に今積み立てている定期の満期が来ます。

10月以降に「年利0.2%以上、10年満期の地方債」があれば、買おうと思います。

 

地方債は、全ての子持ち世帯に「地方債いいよ!超おススメだよ!」と強く言えるほどではないかな、と思いました。

まず合うものを探すのが面倒くさい。

その時点で心折れそうなので、万人受けというなら、やっぱり国債の方が合う家庭が多いでしょうね。

 

定期預金に入れっぱなしも何だかつまらない、国債からもうひとひねり欲しい、そんな方におススメかな。

ちょっと中級者向け?て感じですね。

 

まとめると、

 

  • 10年以上使う予定のない現金がある
  • 今後10年、景気は上向かないと思う
  • 投資には興味がない or 怖い
  • 応援したい県や市がある

 

この辺りにマッチする方には地方債、いいと思います。

 

長女の定期積金が満期になるまでに、あと1年。

もし地方債より魅力的なものがあったら悔しいので、もう少し探してみます。

 

コメント

  1. とみます より:

    とても参考になりました!!
    18年10月の今ですが、米国に引っ張られて、国内の金利も上がっていくのかなぁ、
    マイナス金利政策の行方も気になりますね(`・ω・´)

    • ayame-toushi より:

      ありがとうございます!
      過去の地方債を見ると、金利が上がったり下がったりしてるんですよね。
      いいときに買いたいですねぇ。