
楽天証券の楽ラップ、勘違いしているのは私だけではないはず。
ロボアドバイザーが流行っています
こんにちは。あやめでございます。
現在、人工知能(AI)を活用して投資信託を選んでくれるロボアドバイザー、通称ロボアドは、各証券会社から出ています。
あやめが知っているのはSBI証券のWealthNaviにTHEO、松井証券の投信工房、そして楽天証券の楽ラップです。たぶん他にもまだあります。
ちなみに投資信託って全部でどれくらいあるの、という話ですが、投資信託協会 によりますと、現在売り出されている投資信託は
6153本(2018年6月末現在)。
あるね。相当あるね。
これはプロでも把握するのは大変なんじゃないでしょうか。
ましてや投資初心者をや。
ロボアドも流行るわけです。
楽天証券のロボアド「楽ラップ」
先日、楽天証券に口座を開設しました。
(楽天証券の口座開設については「証券口座の開設を投資初心者でもスマホで簡単に」もご参照を)
せっかく開設したので、楽天証券のロボアド、どんなもんだか試してみたいと思います。
投資信託そのものは6000本以上ありますが、楽天証券が扱っているのは2629本(2018/8/6現在)。
業界最多レベルだそうで、相当数あります。ロボアドちゃん、ここから選んでくれるのかな。
楽天証券のロボアド、楽ラップについての説明をサイトから引用します。
楽ラップとは、楽天証券が、あなたの代わりに資産の配分や売買・管理などの資産運用を行うサービスです。
楽ラップでは、ロボアドバイザーが一人ひとりにピッタリの運用コースを診断・提案するので、投資を簡単に始められます。
また、資産配分の変更や売買などが自動で行われるので、資産運用に伴う手間を省くことができます。
積立サービスの利用や運用金額、運用コースの変更もできるので、自分のペースで資産運用を続けることができます。
ロボアドが投資信託を選んでくれて、その運用までしてくれるのが楽ラップというサービス。
ちょっとどんな投信を選んでくれるのか楽しみです。
ちなみに楽ラップの診断自体は、楽天証券の口座がなくても無料で行えます。
診断結果を見てからポートフォリオを確認し、いいかなと思えば楽ラップに申し込む、という流れになります。
診断は16コの質問に答える、というものですが、自分の投資に対する考え方(リスク許容度とか)が分かるそうです。
質問自体は「少し体の調子が悪いと感じました。どうしますか?」みたいな具体的な感じで、答えも4択から選ぶというもの。直観的にこれかな、と決められるので答えやすいです。
楽ラップが提案したポートフォリオ
で、診断の結果、おススメの運用コースは
積極度:中
資産の保全を図りつつ、攻めたいあなたのためのコースです。
日本を含む世界の株式の投資比率を半分程度とするとともに、
REITにも一部投資することで、資産の成長を図ります。
また日本を含む世界の債券にも投資することで、資産の保全にも配慮します。
そこそこのリターンとそこそこのリスクを目指す感じ、のようです。
ミドルリスク・ミドルリターンというやつですな。確かにそれはあやめが狙っているところです。
資産構成比はこちら。
外国株式と外国債券を合わせると、約64%。
リートでリターンねらっていって、現金や国内債券でリスクを抑える、みたいな感じでしょうか。
リターンとリスクの具体的な数値は、どんなもんでしょう。
ここはひとつ、myINDEX で確認だ。
myINDEXとは・・・個人投資家のための、まじめな投資応援サイト
このサイトでは、投資の王道と言われる『インデックス投資』をゼロから学べるコンテンツと、実際の投資に役立つETF・インデックスファンド、世界中のインデックス(株価指数)、投資ツールを提供しています。
『資産配分ツール』
このツールで、株式や債券といった資産に分散投資をした場合の、過去分析ができます。(特長)
・日本株や外国株など11資産が対象
・過去20年の長期分析
・豊富なグラフで分かりやすい
myINDEXによるポートフォリオはこちら。
外国株式と外国債券をどちらも「先進国」として扱ったので、正確にはちょっと違うんですが、
リターン:4.5%
リスク:11.9%
となりました。
あやめの狙うリターンは3~5%なので、けっこういい感じです。
楽ラップで買える投資信託
実際にロボアドちゃんはどの投信を買うのさ、という話ですが、ちゃんと運用先の紹介もあります。
全15本、内訳としては
国内株式:1本
外国株式:5本
国内債券:1本
外国債券:6本
リート:2本(国内・外国1本ずつ)
といった感じです。具体的にはこちら。
アセットクラス | サブアセットクラス | 銘柄名 | 運用管理 費用※1 |
信託財産 留保額※2 |
国内株式 | 国内株式 | ステート・ストリート日本株式インデックス・オープン | 0.1836% | 0.05% |
外国株式 | 先進国株式 | ステート・ストリート先進国株式インデックス・オープン | 0.2160% | 0.30% |
たわらノーロード 先進国株式<ラップ向け> | 0.2214% | 0.00% | ||
先進国株式 (為替ヘッジあり) |
ステート・ストリート先進国株式インデックス・オープン(為替ヘッジあり) | 0.2376% | 0.30% | |
新興国株式 | ステート・ストリート新興国株式インデックス・オープン | 0.3132% | 0.25% | |
たわらノーロード 新興国株式<ラップ向け> | 0.3780% | 0.30% | ||
国内債券 | 国内債券 | ステート・ストリート日本債券インデックス・オープン | 0.1404% | 0.05% |
外国債券 | 先進国債券 | ステート・ストリート先進国債券インデックス・オープン | 0.1836% | 0.05% |
たわらノーロード 先進国債券<ラップ向け> | 0.1890% | 0.00% | ||
ステート・ストリート米国社債インデックス・オープン | 0.2916% | 0.30% | ||
先進国債券 (為替ヘッジあり) |
ステート・ストリート先進国債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり) | 0.2160% | 0.05% | |
ステート・ストリート米国社債インデックス・オープン(為替ヘッジあり) | 0.3132% | 0.30% | ||
新興国債券 | ステート・ストリート新興国債券インデックス・オープン | 0.1296%※3 | 0.05% | |
REIT | 国内リート | たわらノーロード 国内リート<ラップ向け> | 0.2754% | 0.00% |
先進国リート | たわらノーロード 先進国リート<ラップ向け> | 0.3240% | 0.00% |
※2018年2月23日現在
※1 ファンドの運用や管理にかかる費用であり、ファンドの資産から支払われます。費用は、実質的には投資家が間接的に負担します。(すべて税込・年率)
※2 ファンドを償還以外のタイミングで換金する場合にかかる費用。ファンドを換金する際には、ファンドが保有する資産を売却するのに必要な資金を換金する投資家に求める仕組みです。徴収された金額はファンドの資産となるため、ファンドの運用上はプラスに働きます。
※3 実質的な運用管理費用(ファンドが投資する他のファンドの運用管理費用等を加えたもの)は、最大で信託財産の0.6796%(概算)(税込・年率)です。
海外系の投信は、為替ヘッジありとなし、両方ありました。
15本のうち10本は「ステート・ストリート」、残り5本は「たわらノーロード」です。
どれも設定されてから日が浅く、2017年7月に設定されたものもあります。一番古いものでも2016年5月とかです。
ん?
ずいぶん偏った選び方じゃない?
ここまできてちょっと重要なことに気付いてしまいました。
ちなみに楽ラップのサービスは2016年7月開始。
投資対象について、楽ラップのサイトの説明によると、
楽ラップでは、国内外の株式や債券に投資する楽ラップ専用の低コストインデックスファンドを活用します。
なにー!
既存の投信から選ぶんじゃないんかい!
楽ラップで扱う投資信託は15本
ここまでお付き合いいただいたのに恐縮ですが、あたくし、大いなる勘違いをしていたようです。
楽天証券が扱う投資信託の数は、2600本以上。
その中からロボアドちゃんが「私に最適な投信☆」を選んでくれるんだと思っていました。
投信を選び、比率を考えて購入し、都度リバランスもしてくれる。その代わり、手数料はいただきますよ、と。
運用の手間と手数料を比較して、お得だと思ったら楽ラップ始めようかな、と。
そんなふうに考えていたのですが、全然違いました。
実際は、
楽ラップ用に投信を15本設定しました。
この15本の中からあなたに合うものを選び、最適なバランスになるように比率を変えて買います。運用もしていくよ。
でした。
思ってたんと違う。
んー。
勉強不足でした。ほんとすいません。
とりあえず、思ってたんと違ったので、今回は見送ります。
他証券会社のロボアドはどうなんだろう。また調べてみます。
楽天証券の楽ラップ、自分の目で確かめるぜ、というかたは是非お試しを。
コメント
15本の中からってことですか…なるほど。
あと、トータルの絶対数は「公募のみ」ですね。私募投信も入れたら「1万」超えですね…
多過ぎ(;・∀・)。
ぬ?私募投信もあるんですね。勉強になります!
しかし多いですねぇ。