遺産相続の手続きで証券会社とやり取りした話

人が亡くなることを「鬼籍に入る」といいますが、あれは閻魔帳に載ることらしいよ。

 

父から遺産を相続しました

こんにちは。相続人のあやめでございます。

今日は、親の遺した証券口座を相続したときの話。

 

昨年、父が亡くなりました。

葬儀のことや家の名義、銀行関係などは母と兄(と兄嫁)が全部さばいてくれました。

唯一、証券屋さんのはよく分からないので、手続きを私にお願いしたいとのこと。

父は株取引をしていたのですが、その残額があるはずだと。

その残額は全て私にあげるからと。

 

・・・! (‘Д’)

 

全部で3つの証券口座があり、それぞれの証券会社とやり取りをしました。

相続に必要な書類や確認事項はだいたい同じでしたので、証券口座を相続することになった方の参考になればと思い、手続きの様子を記しておきます。

 

あ、先に言っておきますが、大した金額じゃなかったよ☆

 

証券口座相続の手続き、おおまかな流れ

ザックリと全体の流れを言いますと、こんな感じでした。

 

  1. 証券会社に電話する
  2. 故人の口座の残高証明書を発行してもらう
  3. 残高の振込依頼(&口座停止依頼)をする
  4. 残高が振り込まれる

 

こんな感じで証券会社に入っている金融商品(具体的には株とMMF)を現金化してもらい、私の口座に振り込んでもらいました。

かかった期間は、およそ1ヶ月くらい。

では一つ一つをもう少し詳しく見ていきます。

 

証券会社に電話する

まずは取引があった証券会社に電話します。

最近はどこの証券会社でもサイトがありますので、そこから「相続 手続き」なんて検索をすれば電話番号が載っています。

調べた限り、メールでお問い合わせしてください、となっているところはありませんでした。

どこも電話での受付(フリーダイヤル)になるようですね。

 

このとき、故人の取引口座番号や死亡日、故人との関係などが聞かれます。

(故人との関係:妻とか長女とか)

手元にメモがあると電話応対がスムーズに終わりますな。

 

  • 取引口座番号
  • 死亡日
  • 故人との関係
  • 故人の住所、電話番号
  • 自分の住所、電話番号
  • 他の法定相続人の有無

 

この辺りは3社とも共通で聞かれました。

1社、故人の親・兄弟なども確認してくるところもありましたね。

 

電話で諸々の確認が済むと、次は実際の手続きに入ります。

手続きの方法や必要な書類については後日、証券会社から送られてきます。

その案内に沿って手続きをします。

 

故人の口座の残高証明書を発行してもらう

まずは口座にどれだけ残高があるかを確認してもらいます。

電話口で「残高〇円ありますよー」なんて教えてくれたらラクなんですが、おカネを扱う証券屋さんがそんな呑気なことをするはずもなく。

こちらから残高証明書の発行依頼をして、郵送してもらう。

届いた証明書を見て残高を確認する形になります。

 

で、その残高証明書の発行のために、故人と依頼者(私)の関係を証明する書類を証券会社に郵送します。

必要書類はこちら。

 

  • 被相続人の死亡事実が確認できる戸籍謄本
  • 被相続人の死亡時の戸籍の附票又は本籍地記載の住民票(除票)
  • 依頼者の印鑑登録証明書
  • 依頼者が法定相続人であることを確認できる戸籍謄本
  • 依頼者の現在の戸籍の附票又は本籍地記載の住民票

 

ちょっと漢字多すぎじゃない?

ついでにいうと画数多すぎ。

とりあえず、「被相続人」と「法定相続人」について調べました。

 

被相続人と相続人、法定相続人

被相続人(ひそうぞくにん)とは、故人のこと。

おカネを遺した側のことですね。

反対に、遺したお金を受け取る側が相続人(そうぞくにん)。

 

で、相続できる人というのは、民法で定められています。

法的に相続する権利がある人のことを「法定相続人(ほうていそうぞくにん)」といいます。

 

【参考サイト】

国税庁・相続人の範囲と法定相続人

No.4132 相続人の範囲と法定相続分|国税庁

 

うちの場合、父が亡くなったので、のこされた母と子2人(兄と私)が法定相続人になります。

ついでにいうと、今回やり取りするのは私なので、証券会社にとっては私が「代表相続人」です。

 

取り寄せる書類は戸籍謄本、住民票、印鑑証明書

で、話は戻りますが、必要な書類は5種類。

役所へ行って発行してもらう書類たちです。

 

被相続人(故人)2種類

  • 戸籍謄本(全部事項証明書)
  • 住民票(除票)

 

相続人(私)3種類

  • 戸籍謄本(全部事項証明書)
  • 住民票
  • 印鑑登録証明書

 

これらを取り寄せて、各証券会社に送ります。

うちは3社もあるから証明書発行だけでもけっこうお金かかるな、と思ってたんですが、どこの会社もコピーしたらすぐに返却してくれます。

なんならコピーでも可のところもありました。

なので、

1社申請 → 返却 → 次の申請 …

みたいに順番に処理すれば、各1通で済みますよ。

 

その返却までの時間が惜しい、1回で処理したい、なんて場合は「法定相続情報証明制度」を利用しましょう。

一回法務局に書類を提出すれば、情報を一覧図にしてくれて、それを相続手続きに使えるというものです。

 

【参考サイト】

法務省・「法定相続情報証明制度」について

法務省:「法定相続情報証明制度」について

http://www.moj.go.jp/content/001222824.pdf

 

この制度、3社目にして知ったんですよねぇ。

もっと早く知っていれば。くう。

 

残高証明書の発行に手数料がかかる場合も

3社手続きをして、そのうちの1社は証明書の発行に手数料(540円)がかかりました。

証券会社指定の銀行口座に振り込み、入金が確認できたら証明書を発行・発送する、という感じで。

 

手数料の有無は会社によるのか、残高額によるものかは分かりません。

が、わりと残金があった(言うても6ケタ)口座なので、残高次第なのかも?

 

残高の振込依頼(&口座抹消依頼)をする

証券会社に必要書類を郵送し、しばらくすると残高証明書が送られてきます。

現金で○円、株式の△△銘柄で○円、などと書かれたもの。

 

株であればそのまま保有したい場合なんかもありますよね。

その証券会社に口座を持っていれば、移管する手続きもできるようです。

私はどれも持っていなかったので、株は売却してもらい、現金化して私の銀行口座に振り込んでもらうことにしました。

 

証券会社指定の振込依頼書に必要事項を記入し、通帳のコピーも同封して返送。

ネット銀行の場合は口座画面をキャプチャして印刷すればいいそうです。

(私は通帳のある銀行口座にした)

 

そのときに被相続人(亡くなった人)の口座抹消手続きも一緒に。

口座廃止とか登録抹消とか、会社によって呼び方は少し違いますが、とにかく口座を閉じる手続きですね。

 

残高が振り込まれる

諸々の確認がとれると、ほどなくして残高が自分の口座に振り込まれます。

これでおしまい。

しばらくすると、故人の住所に再び残高についての書類が送られてきます。

これは「口座止めたんで、残高がゼロになりましたよ」の報告書のようですね。

この報告書は確定申告に使えるようです。

(うちは利益出てなかったので申告しない)

 

相続税はかかるのか、所得税は

そんな感じでしれっと父から数十万円を相続しました。

ところで相続といえば、相続税。

相続税が払えずに土地を持っていかれた、みたいな話も聞く、あの相続税。

 

今回もらったお金には税金がかかるのか調べてみました。

で、結論から言うと、

 

相続税はかからない

 

税金というのはおよそ控除(こうじょ)がありまして、控除とは「そこには税金をかけませんよ」というシステムのこと。

相続税は、3600万円までは控除の対象なんですね。

(正確には3000万円+600万円×法定相続人の数)

 

つまり、相続した額が3600万円未満なら、税金はかからないということ。

私が今回もらった額は100万円にも達していないので、何の心配もいらなかった。

 

【参考サイト】

国税庁・相続税がかかる場合

No.4102 相続税がかかる場合|国税庁

 

あと、相続で得たお金は一時所得になるんじゃないか、それなら所得税もかかるのでは、と思って調べましたが、私はこれにも当てはまらないようです。

というのも、父が持っていた株式というのが信用取引で、証券会社に連絡した時点でマイナスだったんですよね。

(預り金で相殺してもらったので私の負担分はなかった)

なので配当所得にも当てはまらなかった。

 

【参考記事】

相続後に所得税の申告が必要な場合も

相続後に所得税の申告をしなければならない人はこんな人
相続をめぐっては所得税の申告をしなければならない場合もあります。この記事では、相続でどのような場合に所得税を申告する必要があるのか、また、所得税の申告はいつまでにどのように行えばよいかについてお伝えします。

 

自分が家族に相続するときのために

父から相続した金額は少額だったので、税金もかからなかったし、他の相続人(母と兄)からの同意、というか委任?譲渡?も得られました。

何も問題なく、すんなり遺産相続できました。

自分が亡くなる時も、こんな風に揉めない程度の額を遺していけたらいいな、なんて思っちゃいましたわ。

 

あと一応ですね、お伝えしますけども、相続した金額のうち、一部は兄に渡しましたよ。

(母は受け取ってくれなかった)

要らないとは言われても、こちらが何だか落ち着かないですからねぇ。

 

私も投資をしてますので、証券会社の口座があります。

私がうっかりお先に失礼しちゃったら、のこされた家族が同じような手続きをしないといけません。

でもそんなに大変じゃないので、サクッとやっていただきたい。

よろしくねー。

 

うまいこと長生きしたら、最期は揉めない程度の額だけ遺していきます。

それまでに投資で稼ぐから、元気なうちに家族みんなで船に乗ろう!

 

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