ドルコスト平均法とバリュー平均法を比較・実践してみる

バリュー平均法、80年代からある手法なんですってよ。

 

積立投資の手法といえば

こんにちは。あやめでございます。

投資初心者にもおなじみの投資信託、積立でやっている場合が多いかと思います。

最近では「100円積立」というのもありますし、まとまった資金がなくても投資が始められるのが積立投資のいいところ。

 

そんな積立投資をする際の手法といえば、ドルコスト平均法。どこの証券会社の説明を見ても、投資信託の積立買付はドルコスト平均法で、となっています。

別の手法はないのかい、と思って探しましたら、もう一つありました。それがバリュー平均法です。

ドルコスト平均法とバリュー平均法、比べてみたいと思います。実際に買ってみるよ。

 

ドルコスト平均法のメリット、デメリット

まずはよく見かけるドルコスト平均法についてです。どんな方法なのか、野村證券の 証券用語解説集 より引用します。

 

ドルコスト平均法とは;

定期的に、継続して、一定金額ずつ金融商品を購入する投資手法のこと。毎回定額投資をすることで、価格が安いときには多く、高いときには少ない量を自動的に購入することになり、一定量ずつ買い付けたときに比べて平均買い付けコストを低く抑えられる効果を期待できる。ただし、相場が急激に上昇する局面では、一定金額しか投資できないため、一括購入に比べて収益性で劣るという欠点も指摘されている。

 

ドルコスト平均法、というくらいなので、米ドルが関係するのか?といえば、そういうわけではありません。

英語ではDollar-cost Averagingといいまして、ここでいうドルは「お金」という意味。実際、イギリスではPond-cost Averagingというそうで、日本なら円コスト平均法?平均した額(定額)で投資できる手法、ということになります。

一度に買い付けるより分散して買った方がリスクも下がり、またコストも下がります。毎回の投資額が一定、買うタイミングも一定、なのでほったらかしでもいい=管理が楽なのが一番のメリット。

反面、安くなったときにも一定額分の購入になるのでリターンも下がる、というのがデメリットです。

 

そこでバリュー平均法ですよ。

 

バリュー平均法のメリット、デメリット

バリュー平均法とはなんぞや。こちらも野村證券さんからの引用です。

 

バリュー平均法とは;

Value Averagingの日本語訳。定期的に特定の金融商品の買い付けを継続する投資手法であり、買い付け毎に金融商品の時価が一定額ずつ段階的に増えていくように目標投資額を定めて運用する。米学者のマイケル・エデルソン(Michael Edleson)が1980年代に提唱した。



Value Averaging: The Safe and Easy Strategy for Higher Investment Returns


バリュー平均法では、相場の状況によって買い付け額を変動させていく。ドルコスト平均法では、一定額の投資金額を積み立てていくため、安いときには多くの口数を買い、高いときには少しの口数だけ買う投資スタイルとなるが、バリュー平均法では、保有時価が段階的に一定額増加するよう、金融商品の価格が下がったら買い付け額を増加し、価格が上がったら買い付け額を減額するなど、目標とする投資額に応じて、その都度購入投資額を決めるのが最大の差異となる。

 

バリュー平均法は先に目標額を設定して、その額に向かって投資していくという手法。積立投資にはなりますが、評価額が大きくなりすぎたら売り注文も出す、というのがドルコスト平均法にはない特徴です。

積立時に買い付け額を確認してから買う(または売る)必要があるので、価格をチェックして注文を出すというのを毎回しなければなりません。そこがデメリットではありますが、安い時にたくさん買うのでドルコスト平均法よりリターンが大きくなるというメリットがあります。

 

日本でバリュー平均法を提唱しているのが岡本和久さんという方。

I-Oウェルス・アドバイザーズ株式会社の社長さんで、バリュー平均法での運用については著書 「確定拠出年金」最良の運用術 で詳しく書いています。

 


「確定拠出年金」最良の運用術

 

こちらの会社、最近ではハッピー・マネー教室という子どもと保護者向けのおカネ教育を開催したりもしています。金融庁主催でも行われているようですよ。

「バリュー投資法入門」という連載も会社のサイトから見ることができますので、ご興味のある方はご一読を。

 

【岡本和久の新時代の積立投資術「バリュー平均法」入門】連載中

 

ドルコスト平均法とバリュー平均法の比較

それぞれの手法とメリット・デメリットをざっと説明しました。次は特徴を並べて比較してみましょう。

 

ドルコスト平均法 バリュー平均法
積立額 定額 変動※1
積立頻度 原則毎月※2 原則3か月に1回
管理 簡単 煩雑
取引内容 買い 買い、売り
買付 積立 金額

※1 価格が下がると増額、上がると減額

※2 毎日、毎週、隔週などもある

 

やっぱりドルコスト平均法の方がシンプルで分かりやすいです。初心者向けに説明されるのも納得。

慣れてきて、より投資してる感(チャンスロスが悔しい、相場のダイナミズムを感じたい、など)が欲しくなってきたら、バリュー平均法がおすすめ。あとマメな人。

 

ドルコスト平均法とバリュー平均法を実践で比較する

バリュー平均法、実際にやってみないとね。

というわけで、同じファンドを2つの異なる手法で積立買付していきたいと思います。

 

バリュー平均法を試す投資信託は

今回の実験に最適(と思われる)なファンドはこちら。

 

三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

 

・投資先は日本、先進国、新興国

・投資対象は株式、債券、リート

・12.5%ずつの均等バランス

・信託報酬率は0.17172%以内

 

投資対象が分散している方が、特定地域の一時的な影響などは運用成績に出にくいだろう、と踏んでバランス型を選びました。そしてコストはなるべく抑えたい、ということでeMAXIS Slimにしました。

ちなみにeMAXIS Slimシリーズ、あやめは他にもS&P500を積み立てています。

 

過去記事:

ポートフォリオを最適バランスへ!eMAXIS Slim S&P500に参戦します!

【投信・運用成績】eMAXIS Slim(S&P500)に1ヶ月積み立てた結果

 

バランス型とは対極の、米国株式のみのインデックス。

これはこれで。他との兼ね合いもあるもんで。

 

バリュー平均法で積立する間隔は

積立額は月に10,000円を目安としました。

ドルコスト平均法の方は月に2回(15日間隔)の積立設定にしたいと思いますので、1回5,000円。

対するバリュー平均法の積立頻度は原則3ヶ月に1回程度。今回は2か月に1回の間隔、20,000円±変動分でいきます。ただし初回はドルコスに合わせて5,000円で。

 

そんな感じで比較をしていくんですが、口座を分けて買わないと、運用成績が分かりにくくなってしまいます。

そこで、一つは特定口座、もう一つはNISA口座で買うことにします。

バリュー平均法の特徴の一つに、評価額が上がりすぎたら売り注文を出す、というものがありますが、儲かっているときに売る(=利益が出る)と税金がかかります。

なので非課税のNISA口座でバリュー、特定口座でドルコスを積み立てます。これで精神的負担はイーブン。

 

実際の注文画面はこちら。SBI証券を使っています。ドルコスの方です。

 

バリューの方は「投信(金額買付)」にして、積立指定日と同日、NISA口座で5,000円分を買い付けます。

(スクショがうまく貼り付けられない・・・後日更新します)

 

2か月後、どうなっているでしょうか。

投資の芽をまくのは楽しいですね。大きな果実が実りますように。

コメント

  1. とみます より:

    バリュー平均法、初めて聞きました!!
    面白い検証ですね、
    変動分(タイミング、金額)は、あやめさんの感覚(裁量)で行うのでしょうか(*´▽`*)?

    • ayame-toushi より:

      最初にバリュー経路(目標額への増え方)と定点(タイミング)を設定します(今回は偶数月の20日)。定点間で発生したバリュー経路からのずれを補正するために増額または減額する、て感じです。
      もっと丁寧な説明ができるよう、書き直し(または別記事)ますね!